プロフィール

たつみ都志(たつみ・とし)

【講師】

たつみ都志 

【略歴・受賞歴】

1950年生まれ

1978年 関西学院大学大学院文学研究科日本近代文学専攻博士後期課程 修了

1978年 武庫川女子大学短期大学部国文学科専任助手

1980年 武庫川女子大学短期大学部国文学科専任講師

1983年~1984年 甲府在住。

1988年 武庫川女子大学専任講師復職

1990年 武庫川女子大学助教授

1998年 武庫川女子大学教授

2016年 定年のため武庫川女子大学教授を退任、名誉教授

2019年 兵庫県功労者表彰文化功労部門受賞

2022年 兵庫県文化賞受賞

 

【専門】 

日本近代文学。特に谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫など。

谷崎潤一郎に関わる「家」と作品の関係性を研究し、関西においては3つの家(倚松庵・鎖瀾閣・潺湲亭)を後世に残すことをライフワークとする。京都の最後の住まい「潺湲亭」、『細雪』の執筆および舞台とされる「倚松庵」の保存に成功した。

1995年阪神大震災で全壊した、谷崎自身の意匠の家を「鎖瀾閣」と名付けて復元運動に奔走。谷崎潤一郎訳「源氏物語」の講座を社会人向けに開催。その授業料をすべて運動につぎ込んだ。2009年建築費用は集まったが、付近住民の反対にあって復元を断念。

2020年「東北大震災10年」の映像を見て再度奮起。「鎖瀾閣をVRで後世に残そう」と「鎖瀾閣第二次復元運動」を開始。その一環として「還暦になったら源氏物語を読もう!」をキャッチフレーズに、同4月 youtubeで「源氏物語」講座を開始した。2025年1月の実現を目標としている。

 

【主たる著書】 

『ここですやろ谷崎はん~谷崎潤一郎・関西の足跡~』(1985年・広論社) 

『谷崎潤一郎・関西の衝撃』(1992年・和泉書院) 

『谷崎潤一郎「細雪」そして芦屋(芦屋市谷崎潤一郎記念館図録)』 

『大義の引き際』~鎖瀾閣復元運動の軌跡~(DVD65分) 

「ママにはKISSがよく似合う」筆名:佐々木湘(1996年・新潮社)

『ほろ酔い文学談義 谷崎潤一郎~その棲み家と女~』(2016年・幻冬社)

 

『もう一度読み返したい源氏物語』(2021年・リベラル社)